京へ仕事に行くと言ったっきり帰って来ない父、雪村 綱道を探して江戸の町から此処まで来たのですが一向に父の行方は、見つからない。




その上、松本先生もお留守でどうしようかと迷っているうちに夜になってしまった。



「はぁ・・」




私は、思い溜息を吐きつつ本当に運がないと思いながら闇に包まれた夜道を歩いていた。


そんな時________




「ウワァァァァ!」

「キャハハハハハハハ!」

「ッ!な、なに!?」





誰かの叫び声と狂った様な笑いが夜の都に響き渡る。





私は、何かあったのかと思いその場所へ向かった。