「爆発の音、でしょ?」 「え?何?」 聞き返されたので、「だから……」と答えようとしたら、悠真が「あぁ」と数回頷いて呟いた。 「ミナ、だっけ?」 「ミナ?」 何かの勘違いをしているのだろうか。ミナ?もしかして、誰かの名前? 私をしばらく見つめる悠真。 数秒遅れて何かに気づいたのか、 「……じゃなくて、夏仍」 と言い直した。 やっぱり、人違いをしていたらしい。ミナ……聞いたことがない名前だ。 「わりぃ……なんか、ボーッとしてた。……頭が回らなくて」