「ついたぁあ♪」


「だねっ!」

お店はいたってふつーの雑貨屋さん。そのどこがオススメなんだろう…。


「……あ」


目に入った言葉が興味を引いた。







『このぬいぐるみがアナタの役目を果たしてくれます!』



私はその紙を詳しく読む。



えーと、なになに?




『最近弟や妹に不満を感じている方!その方にオススメなのはこのクマのぬいぐるみ!そのぬいぐるみがアナタの代わりとなって役目を果たしてくれます!(※ただし、ぬいぐるみにおいてのトラブルは一切責任をおいません。)』




まさに私のためにある、そう思った。



「ね、ねぇ!これ…」


私は友達の方を見たけど友達はそばに居なかった。



辺りを見渡すと友達は可愛い化粧品を見ていた。



私、勝手に決めてもいいのな。



……ゴクッと唾を飲む音が店内に響いた。