「は、はは…それは災難だったね」

「でしょ?!やっぱね〜」

昼休み。いつものメンバー。変わらない日常。


私はいつも友達に妹の愚痴を言っているのだ。おかげでスッキリするから、友達には感謝している。



「お母さんまで『まーちゃんだから』って言ってさ!まじでムカついてさ〜。そもそも家族に途中参加みたいな感じで妹が生まれたのになんで今は妹が中心なの?!意味がわからない!」




私はあれからお母さんに怒られ、妹と遊ぶハメになったのだ。


怒られては遊び、ストレス発散に妹を泣かせて。


これじゃあキリが無いじゃない。





「んじゃ〜、帰りに寄り道でもするか?」

友達が顔を覗き込んで言ってくる。



「…その言葉、待ってました」


私は今まで怒ってた事を忘れ、友達と放課後遊ぶ約束をしたのだった。