妹がぬいぐるみと遊んでいたのだ。




「まーちゃん…?何してるの…?」



私はおそるおそる近づいた。
妹相手なのに声が震えている。



「?」


妹は「誰?」みたいな顔をしていた。





「まーちゃん?おねーちゃんだよ?ねェ…」



私は妹をガシッと掴んだ。





すると妹から返ってきた返答は…












「おねーちゃはここにいるよぉ?このひとしやなぁい」









私はショックだった。

ついこの間まで遊んでたのに…



ぬいぐるみのせいだ…私がぬいぐるみを買ったから!!!






「まーちゃん!ぬいぐるみかして!!」






ばくっとぬいぐるみの顔を掴んだ。





『あ"……あ"あ"…』





ぬいぐるみが喋った瞬間だった。