「このは…ごめん、俺行くわ」 そう言うと屋上からいなくなってしまった 「ごめんね、春樹…」 ポツリ、つぶやく 春樹には届かない。 春樹は、私のせいで苦しんでいる 安心させてあげられる言葉も言ってあげられない 幼なじみなのに。 恋人なのに。 全部私が悪いのに… 「明日は晴れるかな〜…」 空を見上げてそう思う。 晴れますように… そうすれば、春樹の心も少しは、ね…?