私の考えてることが分かるみたいだ。 そういえば、シュウくんに何度か瑞稀のことを話したことがあるかもしれない もしかしてシュウくんは私のために今日話してくれたのかな? 「シュウくん、ありがとうっ!」 私は走りだした 瑞稀の元へ…みんなの元へ。 【発信中… すず】 『もしもし!?このは!?』 突然の電話に驚いているようなすず。 「もしもし、今どこ?」 『今は瑞稀と学校の近くのファミレスにいるけど』 「わかった」 『え?ちょ…』 すずが何か聞きたそうだったけど 私は通話を切った