「辛い、恋だった…。でもそれ以上にあいつは辛かっただろうな」 シュウくんが呟く そして私のもとにミルクティーが届いた 「おまたせしました、ミルクティーとココアになります」 私はミルクティーを手にとった。 「あいつは最期俺に言ったんだ。…ありがとう、大好きだよって。その時はじめてあいつが好きって言ってくれたんだ」 ああ、そういうことか。 好き、の言葉は シュウくんにとって大切な言葉なんだね だから、簡単に口にしないんだ