じゃあ風呂でも入るか そう思い、 着替えを取りに行くと ケータイが震えた 【着信中 良子さん】 え?良子さん? 母さんとまだ会えてないのかな 「はい、もしもし」 通話ボタンを押して電話に応えた 『あー、瑞稀ぃ?今、家?』 「家ですけど…」 『あー、マジ?んじゃちょっと待ってて』 「え」 母さんといるんじゃないの、 そう聞こうと思ったけれどすぐに電話を切られてしまった ツー、ツー…