確かに、咲羅にはひどいことをしたと思う。 だって好きでもないのに告白したんでしょ? 「…咲羅がいるから今の俺がいる」 千秋は静かに目を閉じた 「でもさ、あの花恋と水族館に行った日。花恋に告白された時俺は簡単に揺らいだ。でも、咲羅がいるから… ―――――― 遅いんだ、と割りきった」 「じゃあ、少しでも…私を好きでいてくれたんだね…」 今はね? もう、それだけで十分だよ 「俺は………………………」 千秋はそう、なにか言いかけたけれど 「なんでもない」 そう付け足した