「馬鹿ぁ〜…」



廉の胸の中に顔を埋めた



「じゃあ、上行くぞ」



ニヤニヤとしながら言うと



階段で上に向かった



すると、目の前に大きな扉があった



ガチャッ



「あ!廉〜〜〜」



廉が扉を開けた瞬間、女のお化けさんが
気持ち悪い声でこっちに向かって来た



「お、お化けぇ!」



怖くて、私は抱き締める力を入れた



「な!誰がお化けよ!ていうか、廉から離れて頂戴!廉に抱き付いて良いのは、私だけなのよ!」