宇佐side



今、目の前には大きな建物が建っている



「廉!大きいね!お城?」



「あー……まぁ、お城に近いな…じゃあ、中入るぞ」



廉は、重そうな扉を片手で開けた
凄いなぁ…



「「「ちわーす!総長!」」」



開けた瞬間、怖そうな男の子達が頭を下げた



「あぅ…あぅ…れ、廉…」



震える声で廉に助けを呼ぶと、廉は目を開き
怖そうな男の人達を睨み付けた



「おぃ……てめぇ等…宇佐が怖がってんじゃねーか」



抱き締めてくれる力をさっきより強くした