オレンジ・ドロップ


「昨日気づいたんだけど、どっちかっていうと燿が柑ちゃんのこと大好きなんだね」

「は……?」

梨里の言葉に、ぼっと顔に熱が集まる。


「じゃぁ、あたし先に行くねー」

ニヤリと笑いながら、梨里が手を振る。

洗面所に取り残されたあたしの顔は、発熱してるのかって疑いたくなるくらい真っ赤で。

蛇口をひねって冷水を出すと、必死で顔を洗って熱をさました。