「余計なことを言うな。」
ミェルナをいさめるようにいつになく厳しい口調のスティーヌ。
「え、でも……。」
「では置いておくのか?こんな素性の知れない人間、しかも男だ。ろくな事にならない。」
スティーヌは珍しく畳み掛けた。
そんな彼の違和感を感じてかミェルナの語調も少し荒くなる。
「でも怪我してるのよ。手当てできるようなところなんてここ以外じゃすごく遠くに行かなきゃないんじゃない?」
「私達には関係の無い事だ。」
「ひどい!そんなのって__。」
口論になりかけていた二人に、水をかけるようにレスクがパンパンと手を打った。
「二人ともすっげぇ言い様だけど、俺はそんな非道な人間じゃねーよ。」
こういう時はどうすればいいのだろう。
「…って言ってるけど……。」
頼るようにスティーヌを見上げた。
「自分から悪人だと言う人間などいない。」
きっぱりと言うスティーヌ。
「そんなに信じてくれねぇなら出ていくしかないな……。」
しおらしく下を向いてため息をつく。
なんだか母犬に叱られた子犬のようだった。
そんなレスクの様子を見て見かねたようにミェルナが言った。
「……やっぱりスティーヌ、考え直せないかしら。」
伏せられていたので分からなかったが、きらりとレスクの黒い眼が光った。
ミェルナをいさめるようにいつになく厳しい口調のスティーヌ。
「え、でも……。」
「では置いておくのか?こんな素性の知れない人間、しかも男だ。ろくな事にならない。」
スティーヌは珍しく畳み掛けた。
そんな彼の違和感を感じてかミェルナの語調も少し荒くなる。
「でも怪我してるのよ。手当てできるようなところなんてここ以外じゃすごく遠くに行かなきゃないんじゃない?」
「私達には関係の無い事だ。」
「ひどい!そんなのって__。」
口論になりかけていた二人に、水をかけるようにレスクがパンパンと手を打った。
「二人ともすっげぇ言い様だけど、俺はそんな非道な人間じゃねーよ。」
こういう時はどうすればいいのだろう。
「…って言ってるけど……。」
頼るようにスティーヌを見上げた。
「自分から悪人だと言う人間などいない。」
きっぱりと言うスティーヌ。
「そんなに信じてくれねぇなら出ていくしかないな……。」
しおらしく下を向いてため息をつく。
なんだか母犬に叱られた子犬のようだった。
そんなレスクの様子を見て見かねたようにミェルナが言った。
「……やっぱりスティーヌ、考え直せないかしら。」
伏せられていたので分からなかったが、きらりとレスクの黒い眼が光った。

