不幸チャンネルに没頭している内に、時刻は午前五時を回っていた。

カーテンの隙間から見える空は、昼よりかまぶしくないはずなのに、やけにまぶしく感じる。


「そろそろ寝るか………」

自分にしか聞こえないような小さな声で呟き、僕は布団に潜り込んだ。


僕の生活は、普通の人とは違う。

ここでいう普通の人とは、普通に幸せな生活をしている人のことを指す。


僕は朝眠りに就き、夕方頃に起き、夜に生活し、そして朝が来たらまた眠る。


そんな、生活。


中学生だった頃は刻まれていた普通の人と何ら変わりない生活リズムは、引きこもり生活を迎えた途端、面白いほどズレていった。


僕はもう、普通には戻れないかもしれない。


そう思って、僕は眠りに就いた。