不幸チャンネル

リビングに行くと、誰もいなかった。

父さんは……まだ仕事かな。
母さんのほうは……買い物とか?

こんな時間に?


ま、いいか。


何か食べるものあるかな。

僕は冷蔵庫を開けた。

中には、牛乳とヨーグルトと卵とハムが入っていた。


「ヨーグルトでいいか」

僕はヨーグルトを冷蔵庫から出し、リビングのソファに寝転がって、テレビの電源をつけた。


テレビを見るのも何週間ぶりだっけ……。


それにしても、つまらない番組ばかりだ。
どんな番組を見ても、全てヤラセに見えてくる。
芸能人の笑い声がやけにうるさくて、耳が痛い。

「ニュース見よ」

ヨーグルトを食べながら、僕はリモコンを操作し、チャンネルをニュース番組に変えた。