「そんなわけ、ないじゃないですか。

そこの女以外、全員私に殺される運命だったんですよ。

皆が、私を不幸にしたから__________


そして、あなたとお姉ちゃんも、私を不幸にした。

だから、私は今からあなたを殺します。
その後、お姉ちゃんも殺します」

「な……」

「どうして、私があなた達を殺したいほど憎んでいるか…私をどのように不幸にしたか…知りたいですか?」


僕は、静かに頷く。

なぜ、彼女は僕と小幡を殺そうとするのか、純粋に気になった。


僕の記憶では、小幡と春菜さんは、とても仲が良かったのに……。
そのはずなのに……。


「フフッ、いいですよ。

冥土の土産に、教えてあげましょう。

そう、全てを__________」