春菜さんはすぐに医者を呼び、僕は医者から色々と事情を聞かされた。

どうやら、僕は大輝の遺体を発見したことによるショックで、気を失っていたらしい。

三日も、僕は眠っていたという。



ということは……今日は十二月十八日か……。



どうやら、春菜さんは僕が眠っている間、ずっとお見舞いに来てくれていたらしい。

僕の両親ですら、お見舞いには一度も来ていないのに、どうして来てくれたのかとたずねると、


「カフェで木戸さんが去ったとき……なんだか、とても不安だったんです。

それで、今回倒れたと聞いて……もう、気が気でなくて」


と答えてくれた。