「ここです。
ここのカフェオレ、とっても美味しいんですよ」


着いたカフェは、僕が人生で一度も入ったことがないような、本当にキレイなお店で、

こんなラフな格好で入って大丈夫なのか?と自分の服を見て心配してしまうほどだった。


店内に入ると、外装や内装に負けないくらいにおしゃれな音楽が流れている。


ここ……なんだか僕には場違いな気がする。


空いていた席に座り、注文を取る。


「私は、カフェオレで」

「えっと、じゃあ僕も」


「カフェオレがふたつですね。かしこまりました」