確かに、警察なんか頼りにしても…無駄だろう。

でも________


「お前は、まだ小幡のことを信じていたいだけじゃないのか?

だから、小幡が犯人じゃないとか言い出して」

「……お前だって、どうしてそんなに小幡が犯人だと決め付けたがるんだ?

小幡のことが、憎かったからじゃないのか!?

自分よりも成績の良かった小幡が憎くて、それで犯人だと決めてかかって!」

「違う!だって、小幡には動機が…」

「だからそれができすぎてるって言ってるんだよ!」


何事かとたくさんの野次馬達が集まってくる。
そんなことも気にせず、僕達は大声で言い争いを続ける。


「なんでそんなに小幡を庇うんだよ!」

「庇っていない!
ただ、お前の考えがおかしいと言ってるんだよ」

「俺より小幡のほうを信じるっていうのかよ!?」