その日、僕は大輝と一緒に、伊藤の遺体が発見された公園のベンチに座っていた。

僕は大輝に、殺された三津橋美喜は、小幡の母親であることと、僕の考えを話した。


あまりにも小幡が怪し過ぎて、逆に小幡は犯人じゃないのではないかと。


「何言ってるんだよ。
今まで小幡が犯人だって、敏明だって言ってたじゃないか。

急に意見変えやがって…………」

「だって、おかしいじゃないか。
警察だって、ここまできたら小幡のことが怪しいと思うのが普通だろ!?

それなのに、小幡はまだ捕まってないじゃないか!

だから、小幡は犯人じゃない______」

「警察なんか信じているのか?

あめふらしの正体も、不幸チャンネルを止めることもできないような、あのちっぽけな存在なんかを、信じているのか?」

「それは………」