「となれば……。
小幡が次の被害者を殺そうとする最中、もしくは被害者の遺体をバラす場面、あとはそれを遺棄するところを見て、目撃者となるくらいしか………」


僕が呟くと、大輝は

「それだ!」


と目を輝かせ、僕の肩を掴んで大声で言った。


「俺達が目撃者になって、小幡を通報すればいいんだ!
そうだ、どうしてそのことに気がつかなかったんだろう、俺は!」


大輝がどれだけ興奮しているのか、僕の肩を掴む手の力加減で、すぐにわかった。


「で、でもさ………。


次に殺されるのって、誰だよ?」