そして、次の日。

その日は土曜日と、大輝の高校が休みだということもあり、僕達は早速、小幡が犯人である証拠を掴むために、調査していた。


「小幡の家は知っているのか?」


僕は大輝にたずねた。
すると、大輝は胸ポケットからメモ帳を取り出し、それを見ながら僕にこう答えた。

「ああ。
安元公正の遺体が発見された川と、伊藤の遺体が発見された公園の間ってところだな」

「遺棄した場所から近いってことか………」

「ますます、犯人っぽいだろ?
絶対にあいつが犯人だ」

「そうだな………」