僕は自分の部屋に戻り、ベッドの上で横になった。

しかし、どうしても眠れる気配はなかった。

頭痛で休んでいるのに、なぜだかその痛みのある頭で、余計なことをゴチャゴチャと考えてしまう。


伊藤のこととか、大輝のこととか、小幡のこととか…………あめふらしのこととか……。


寝てしまえば、こんなに色々考えなくて済むのに………。


布団に入って二時間後、僕はやっと眠りに就いた。