「はぁ………」


僕は、何を信じたらいいのだろう。


僕の友達だった伊藤は、小幡をいじめていたし、

小幡が伊藤が殺されて喜ぶし、

大輝は小幡に対して殺意をむき出しにする……。


かつての仲間達が、みんなおかしな方向へ行っていく。


小幡が犯人とは限らないと言った自分自身ですら、小幡のことを疑う始末。


もう、仲間のことも、自分のことも、わからない。

わからない、わからない、わからない………………。



頭に、ズキズキと鈍い痛みが走る。



「ちょっと休もう………」