「喉乾いたからビールも頼むわ!」
「ついでにコンドーム切らしてるから買ってきて!」
「ギャハハ」
三人は、汚い上履きで竜憧くんの机に遠慮なく足をあげた。
いったいなにが楽しいのか、ワイワイギャアギャア騒いでくれてるお陰で、どんどん教室の空気が重くなる。
目立つ転校生への牽制のつもりなんだろうか。
だから不良って嫌なんだよ。
バカでガキで自己中でいつも仲間と"つるんで"偉そうで…………。
「…………」
見るからにガラの悪い3人に絡まれ、じっと黙る竜憧くんを私は見つめた。
やっぱりね。
転校生がそんな目立つ髪をしてるから、こういうやつらに目をつけられるんだよ。
はっきり言って自業自得…………
………………なんだけど、少し可哀想。
「…………ちょ、ちょっとやめなよ」

