土曜日10時。


「早すぎない?!」


待たせたらいけないと思って10分前についた。
でも大路君はもぅ待ってた。


「はじめてやん…こうした、デート。やから楽しみで…」


「そうだね。」


そう言われてみれば…私達デートってはじめてだ。
なんだか緊張してきた…


「…………」


「どうしたの?」


「…その服、めっちゃ似合ってる!」


「え?」


今日の服はワンピースにブーツ。上にはジャケットとカジュアルな格好…でも、似合ってるって…一応何時間も悩んで決めた服だから嬉しい…。


「ありがと…」


「ほのちゃん真っ赤やで!」


「だって……」


何もいい返せない。
普通に恥ずかしいんだもん。


「大路君もかっこいいよ…すっごく!」


「ありがと、」


私服の大路君をはじめてみるけど…いつもより大人っぽくてカッコいい。