「麻美乃!ぼーっとしてないで バス乗るよ!」

「あ うん」

(それでは 出発します。)

「ぶっちゃけ さっきのLINE どう思った?」

「びっくりした」

「いやいや、まあ しかたないか。」

「ま 紗綾 寝るから 着いたら起こして。」

.
.
.

「ほら!麻美乃ついたよ!」

「んー。」

「龍咲くん見ないといけないんだから シャキッとしなさい。シャキッと!」

「はいはい」

なんか紗綾ってお母さんみたいだな〜

そんなこと思いながら試合は始まった。

「「いっけーいけいけ いけいけ とうま!!」」

カキーン

「「わぁぁぁぁぁ!」」

ホームランだ。

そこで私たちの高校は3点とれ それが勝利につながった。

「龍咲くんかっこよかったね。」

「うん。学校とはまた違ったね」

「もー帰るのか。」

「早い、」

ブーッブーッ

スマホのバイブがなった。

斗真『今日の俺 かっこよかったべ?笑』

「おつかれさま。」
「もう ばかじゃないの。笑」
かっこよかったよバカ。

斗真『そこはかっこよかったって言えよ笑』
『今日 帰ってから話したいことあるんだけど いい?』

「いいよ、」
「私も話したいことあるから、」

斗真『わかった。』
『またあとでな。』


私 わかったよ。
龍咲くんのことが好き。
たぶん見つけた時から好きだった。

「ふふふ」

「そんなに嬉しそうにしてどうしたんですか〜?麻美乃さん」

「龍咲くんのこと 好きになっちゃった」

「やっと気付いたかー!」

「それで 今日帰ってからお話する。」

「え 龍咲くんと?」

「うん!」

「そかそか
あ そーいや 私 彼氏できた」

「は!いつ!だれ!なんで!」

「そんなに一気に質問しなくていいから。
3年生の柏倉 樹先輩わかる?」

「え あのイケメン先輩じゃん!」

「そうそう。
先週の土曜日 街でばったりあって 話しかけられて 告白されたの」

「ひゃー♡
いいなー。
龍咲くんと私も付き合いたいな。」

「はいはい
もうちょっとで付き合えるんだから。」

最後の方聞こえなかったけど ま いいか!