ガラッ…

「せ、先生!すいません!!

お、遅れましたぁ〜」

私が息切れをしながらそう言うと

周りの人達はなぜか大爆笑をしていた

「佑李が遅刻なんていつもの事じゃん

毎回息切れしながら言うんだもん

はぁ…笑いすぎてお腹痛い」

「は、はぅ〜」

〜放課後〜

がやがや

「今日の佑李ちゃんも可愛かったよ」

「あ…う

なんか複雑…」

「あはははは」

この人は私の親友の木戸凛

まぁ俗に言うギャルだ

他の人より絡みやすくて面白い

「ねぇ佑李…カラオケ行かない?」

カラ…オケ?

凛の急な提案に少し迷ったが…

「い、行く!」

答えは決まっていた

この時凛が笑ったのは気づかなかった