部屋を出て書斎室へ向かう





「1冊や2冊持っていっても怒られたりはしないわよね」


中へ入ると見覚えのない古そうな本を見つけた



ドキッ



「えっ………な、何?」



どんどん鼓動が早くなっていく。それと同じに本を取ろうとする手も近づいていく。







本が手に触れた後、私の意識は遠くなっていった。







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眼が覚めると本を片手に倒れていた




「結局この本はなんだったの?ホコリも被っていてタイトルが分からないわ」




息をかけると文字が浮かび上がってきた



「なんとかの世界」




流石に黒く汚れすぎていて


よく見えなかった。





が彼女はその本を手に取り




「よく分からないけど戻りますか」



書斎室をでた