二本目のマイクを手に取ったお父様は 「我が娘のスピーチはとても我が娘らしいスピーチだった。さて我が娘の婚約者を発表する」 そういった瞬間 周りの人はゴクッと息を飲んだ 「我が娘の婚約者を発表する……… 婚約者の名は、縁鏡寺碧兎君だ。本人はステージに。」 あぁ。 本人が来る。 初めて会う人。 彼の近づく音が近くにするたび 胸の鼓動も聞こえてくる 彼がステージに足を進めた時 同時にお父様も発言する。 「この方が縁鏡寺財閥の長男だ」