桜の舞う世界











ー夜ー













ベランダに置いてあるイスに座る








「結局、話に入ることなく夕食を終えてしまったわ」



それに






「碧兎様と目を合わすことも無く終えた」






木々がサー…サー…っと音を鳴らす






空を見れば夜空が見え





木々の音が子守唄のように聞こえ






嫌なことが消え去るような







そんな感覚になる









その時部屋の奥から

ギィ…っという音が聞こえた



「どなたかしら?……」


私はそう言いながら後ろを向く





「……………………………」





誰もいない




「風かしら?」




気に留めずに再度椅子に座り夜空を見る