桜の舞う世界






だんだんと距離を縮めていく



「貴方はなぜ桜湖と婚約すると決めたのですか」







この声は……お母様?




それに向かいあっている男の人は碧兎様だわ



「それは、僕が桜湖に一目惚れしたからです」




「まぁ、一目惚れと言いますと桜湖にお会いした事があるのね」



「はい。恥ずかしい話です…話した事がないのに桜湖しかいないと思ったんです」


碧兎は続けて言った

「だから本当の自分を見せたいと思ってしまう」



碧兎様……がそんな事を…






「と言いますと?」


「桜湖も僕の事を愛してもらいたいという願いですね」








もうこれ以上聞きたくなくて


静かに部屋へと向かう