悠里side





今日は平日で普通に学校もあるけど学校へは行かず私は今ある所へ向かっている




悠「ここだ…」




着いた先はある病院。





悠「あの…坂森 涼架 (サカモリ スズカ)さんの病室は…」




「坂森さんですね209号室ですよ」




悠「ありがとうございます」




涼架さんはこの病院に入院している
それは昨日ハッキングして分かったこと







悠「ーーーーこれ、、」




パソコンの画面には




”龍華の幹部 坂森 涼架はいじめによる人間不信で記憶喪失となり今現在も入院している”




と書かれていた。




悠「いじめ…か」





”女子からの執拗ないじめで屋上から転落、目覚めたときには記憶喪失になっていた”


”いじめていた女子たちは警察に捕まった”


”同じく龍華の幹部である巳景 秋弥の彼女という事が原因だった”





悠「これが原因だったんだ」




だから私は少し様子を見に行くことにした




”坂森 涼架 様 209号室”と書かれた部屋は開いていて中を覗き込むと涼架さんは窓の外をボーッとみていた。




涼「だれ、、?」




しまった、話すつもりなんてなかったのに気づかれてしまったでもここで逃げたら逆に逃げたら怪しまれるだろうか、、





悠「あ、すみません綺麗な方だなと思ってつい見惚れちゃいました」




涼「そんなことないのに、、お名前はなんて言うんですか?」




悠「私は麻生 悠里と言います」




涼「、、悠里さん?私は坂森 涼架です」




優しく微笑んだ彼女にホッと胸を撫で下ろす




涼「悠里さんはどうして病院にいるの?」




悠「あ、たまたま友人が入院しててお見舞いに来てたんです」