悠里side




私の秘密は






伝説の族と言われた”嵐”の総長だったこと





そのときはちゃんと信じれる大好きな仲間もいた





信じれる…家族同然の仲間が





でも…






「出て行ってくれ、お前はもう俺たちの総長じゃないから」






今でも覚えてる





あの仲間たちの冷たい目を






「どうして…?」






震える声でなんとかそう言った





「どうして?って理由なんか別にないただ…」





その間が怖かった





次の言葉で私の人生が壊れるかもしれない





「飽きたんだよ悠里が総長っていうのがさ」





飽きた、、?飽きたってなに?





私が朱羅のみんなに"飽きた"と言ったのは嵐のみんなにこう言われたことがあるからで





なんで私がそう言ったのか自分でもよく分からない





「飽きたって…意味分からんない…」





悔しい




でも悔しかったから…泣かなかった





「要するにみんな悠里の事が嫌いなんだよ、だから…」





また間があく






「嵐の総長やめて?もうお前は要らないから」





みんなのその冷たい目に私は耐えれず走った