穂夏がりょうに話があると言って屋上から出て行ってから20分ほどがたったのに2人はまだ帰ってこない。
何を話してるんだろうか、、。
その不安ばかりが頭の中をグルグルする。
ガチャ
この聞きなれた音
屋上のドアが開いた
少し暗い表情をしたりょうと後ろには深刻そうな表情の穂夏がいた。
晴「遅かったじゃん」
晴陽が話しかけると
亮「みんなに話したいことがある」
りょうがゆっくりと口を開いた
亮「悠里、どういうことか説明してくれないか?」
訳が分からないとでも言いたげなその瞳に捉えられ穂夏が何かを言ったのだとすぐ分かった。
悠「なんのこと?」
穂「とぼけないでよ!」
りょうの後ろにいた穂夏がいきなり大声を出して叫んだ。
悠「とぼける?だからなんのこと?」
亮「悠里、、瀧沢組と組んで俺たちを潰そうとしているっていうのは本当なのか」
え、、?
瀧沢組ってあの武器ばっかり使ってる卑怯な組のことを言ってるの?
悠「瀧沢組って…なにそれ私なんも知らないしそんなことしてないよ」
穂「知ってるくせに!!」
穂夏は泣いていて
でも口角が少しばかり上がったのが見えた

