悠里にしては珍しくメールだったいつもなら電話なのに、、




それでも俺は一瞬とるのを戸惑った




追い出した張本人が悠里に会う資格なんてどこにもないのに、、




携帯を開くと




「奏汰?私ねもうどうしたらいいのか分かんなくなっちゃったんだ…

奏汰に会いたい
バー『ユートピア』に来て」




俺が…泣く資格もどこにもないのに…次から次へと溢れ出る涙は一向にとまる気配はなく




"今すぐ行くから待ってろ'"と震える手でなんとかメールを送り『ユートピア』に向かって歩いた




悠里になんて言えばいいんだとそんなことを考えながら俺は歩いた




着くなりすぐ扉を開けて悠里を探した



そこにはマスターの前で氷がたくさん入った水の入ったグラスをボーッとしながら揺らしている悠里の姿が目に入った