漆黒に佇む一輪の華

奏「悠里をこんなくだらないことで死なせたくない」




下を向き拳を握りしめていた




「そう思っているのはお前だけじゃねぇ俺らも気持ちは全く同じだ」




その言葉を聞きゆっくりと顔を上げるとさっきまでのピリピリした幹部たちの表情は無くなっていた





奏「悠里から嵐を奪うなんて、、ーーッなこと俺もしたくねぇよ、でも、、」





そこから先は言えなかった

いや…言いたくなかった





「俺は悠里が仲間として大切だし好きだ、だから悠里を失いたくない、、でも今まで散々悠里に守ってきてもらったんだ今度はどれだけ最悪な形であろうと俺らが悠里を守る」




副総長のその言葉に俺は涙が止まらなかった
こんな最高の仲間に囲まれて幸せだな悠里




奏「野田は嵐から悠里が消えた隙を狙って潰しに行くとも言っていたお前らも危ねぇぞ...」




「んなことは分かってるそこは俺たちでしっかりやるから心配しなくていいありがとな」




悠里...こんな仲間たちを悠里から奪ってしまうことをどうか…許してくれ…