幾年の愛を







私は…






過去の自分を見たんだ…






昔の私は、明るくて皆から愛されていた…
でも、今は?




この人たちは私をあのトワにかさねてなるだけ…
そうか…所詮この人たちも同じなのか…






(おいで…采羽)




「兄…さん?」




私は確信のない声を兄の物だと思い、
聞こえてきた方に向かって走り出した。




違うかもしれない…ただの聞き間違えかもしれない…
だけど、もしも…会えるのならっ






私は止められる声を無視して、どんどん奥の方に進んでいく。
そこにでてきたのは、
とても大きな石盤だった。



息をあげながらも私はそれに近づき、一回りしてみた。
そこで目にした物に私は自分の目を疑った。