「…今の采羽のことは…嫌いか?」

「いえ、寧ろ驚いています」

「だろうね…最初は俺も驚いたさ…
あんなに明るかったのに…俺は今すぐにでも、施設の奴らを潰したいよ」


采羽がいた施設では受け入れられない
子ども達もいた。
そいつらは受け入れられず、
何も知らないまま社会に出され、
どうにもできない。

そんな奴らを中学に上がってからは
采羽がみてきたのは聞いていた。
そいつらは世界的にも有名になっている。
今では采羽を守っていると聞いた。
その中には、俺の兄貴だっている。


「まぁよろしく頼むよ…紅葉」

「…はい…」


俺は部屋出てから星空の所に向かった。





     ー side紅葉 end ー