俺は何かを言われる前に部屋を出て、
天界の方に戻ってきた。
まぁここに戻ってきても
そんな簡単には采羽に会えないんだけどな…
なんたって俺がここで偉かったのは采羽の
変わりだったから…
本当に凄いのは采羽だ…
そのために俺は頑張ってきたんだからな…
「采羽」
「兄さんっ!」
部屋のドアを開けると
勢いよく抱きついてきた采羽を支えきれず
俺は後ろに倒れてしまった。
「元気だなぁ采羽(ニコ」
「だってようやく兄さんに会えたんだもんっ」
本当に可愛いやつだなぁ…
俺は幸せ者だよ…
こんなに可愛い妹をもてたんだから…
「これからは俺が守ってやるからな」
「…うん…」
俺が傍にいるかぎり、絶対采羽を
傷つけさせたり何てしない…
side要 end