こいつらからしたら俺は神の頂点のような
ものなんだろう…
逆らえばどうなるかも分からない…


まぁ正直に言えば、あいつらが従ってるのは
ほとんど采羽のためなんだけどな…



本当…あいつらったらさぁ
俺と采羽の扱いが全然違うんだよねぇ…
とくに…




「こんな空気の悪い所になんていたくないから
さっさと話してくれないですか神月(ミヅキ)様?」


この超黒い笑顔で話してキレてんのが
治癒の神なんだけど
采羽以外になついてなくて、傷つけられたって
事を聞いたらこいつらまで
殺しそうな勢いのおっかない人なんだよなぁ…






「ハハハ…そ、そうだねぇ…」


逆らったらまず俺が殺される…




「んじゃあ、本題だけど…
采羽はもう二度とここには戻らない
天界で一緒に住むことになったから…
今まで守ってきてくれてありがとう

ってこれだけだから、じゃ!」



「ちょっ!」



    パンっ