幾年の愛を



「勝手な真似をしてくれたな…枯捺」

「どうしてここに…」

「私が少しの変化にも気づかないと?
なめられたものじゃないか…」



これほどなにも考えていなかったなんて
私もさすがに驚いたけど、
これはどうにかしないといけないな…



「こい…私が相手をしてやる」



そう言うと突っ込んできたのは
下っ端の連中だった。


こんな奴らなんて…


  バシュッ


「相手にもならん…」


私が一振りしただけで、敵は倒れる。


こんなものか…


そう油断していた私は後ろでクロ達を狙っていた
奴に気づかなかった。

とっさに私は前に立ち攻撃を受けてしまった。



「カハッ」



背中を思いきり、斬られた私は片膝をつき
自分の傷をおさえていた。



「采羽っ」
「千月っ千星っ陽千っ」
「「「っ、」」」



私のほうを見ると、瞳を真っ赤に染めた3人…

本気になったみたいだな…



「1人も残すな」
「「「yes my lord」」」



ほかの奴らは3人に任せておけば大丈夫だけど、
こっちのやつらはなぁ…
さすがに今の私にはなにもできない…



「チッ」


襲いかかってくる下っ端に私はヤられると
思い、目をつぶっていても
なかなかこないので、目を開けてみると
目の前にいたのは…風の神だった…