幾年の愛を




  side采羽


目を開ければ、そこはいつもと
違うところで空気すらも違う…
私にとったら最悪の場所でしかない…


でも、ここから逃げ出すわけには行かない…

私にはやらないといけないことがあるんだから…
なんとしてでも…




「采羽様」
「陽千…」
「あいつらが動き出しました」



なんとなく予想はしていた。
ここにきてから約二週間程度か?
ずっと部屋にこもってなにもしないんだから…
原因はあいつらだと考える…


そして、片付けようとしてまたあの家に向かい、
全員を殺ろうとする…




「行こう…これが終わったら私たちの
いるべき所に帰れるから」

「「「yes my lord」」」



終わらせるしかないんだ
始まりをこの手でやってしまったのなら
私が…自分の手で…







       ー人間界ー




魔界だと時間が遅く進んでるからな…
ここだと2ヶ月って所かな?
あまり変わってはいないけど…



ただ…あそこからだけは嫌な臭いしかしてこない…
早く終わらせた方が良さそうだな…



「手加減はなしだ…存分に暴れてこい」


3人は勢いのままつっこんでいってしまった。



あの3人があれだけ猛スピードで行ったんだ。
私の出番は今回はないかな?


そう思っていると、見えてきたのは
クロが攻撃されそうな所だった。

私は駄目だと分かっていても身体が勝手に動いてしまった。



 








 …気づけば、私は皆の前に立っていた…