「え…?私…?」
「美桜ちゃんは何もやってないよ!」

「んん!」

それでも必死に私を指差して何か伝えようとする

「誰がやったにせよ、まずは魔法を解かないと
話が進まなさそうだな。
俺は職員室に行って解法できる人を探してくる。
それまで、ここから動くなよ」


10分くらいたって
ノア君は保険医の先生を連れて戻ってきた

「うん。これならまだ解法できると思う。」

先生は、そういうと
手に持った瓶から白い煙をだして
教室中に広げていった


「やっと、話せる〜!!」
クラス中が、安堵の声で溢れかえる


けど私は、その光景に怒りを覚えた

クラスメイトが怪我して何とも思わないのに…