「私、これでもれっきとした1国の姫ですのよ。」

「「えええええええ!!」」

「なぁんだ!だから丁寧な言葉使いかー!」
「ディアさんの所作もとても綺麗だもんね」

「…ちょっと質問してもよろしい?」

「「なぁーにー?」」

「貴方達は私が姫だと知らなくても
このように分け隔てなく接してくれたの?」

「まぁ。本当に知らないかったしね」
「お姫様って身近じゃないので…
どこかのお嬢様かなってくらいにしか」

「私が姫だと知っても接し方変わらなくて?」

「んー。ディアちゃんは可愛いディアちゃんだし」
「日本には姫とかいないから
接し方変えるとか思ってなかったなぁ。
これって無礼だったりするかな??」

「!!!!!」

「「????」」

ディアちゃんは質問に対する私達の答えを聞いて
顔を真っ赤にした

あれ。これってダメなのかな…

「是非お友達にしてあげても良くてよ!」
勢いよく私たちの手を握りながら
目をキラキラと輝かせながら言った

「えっ!もうお友達でしょ?」
「うん。お友達だよぉ」

「!!!」


握りっているディアちゃんの手は
なんだか少し震えていた気がした。

「ありがとうございます!
私、一生大事にしますわ!!!」

そう言うと走ってどこかへ行ってしまった


「一生大事にするって…」
「プロポーズだねぇ…」




「「ぷっ。あははは!!!」」
私達は2人で声をあげて笑ってしまった。



少し上から目線だけど
とっても可愛い新しいお友達が出来ました。