「ノア君ちょっとやって見せてくれる?」

「はい。」

“ノア”と呼ばれたその男の子は席を立ち
前へ出てきた


綺麗な青い瞳と金髪の髪。
どこからどう見ても外国人だった。


すごく綺麗な人だなぁ。
特に瞳の色が綺麗。


ぼーっと眺めていると


「ノア様かっこいい!」
「きゃー!!ノア様!」

黄色い声援が聞こえてきた。

でもその声援を聞くまでもなく
モテることはすぐにわかる。


「それじゃあ、お願いね」

翠先生の合図に「はい」と返事をすると
右手を前に差し出した。

右手の中指には私と同じ指輪があった。


ピカーン


え?指輪が……光った?!

違う。よく見ると

「ピーズみたいなものがピンクに光ってる…」

「そう!コレが魔力が出ている証なんだよ」

翠先生が笑顔で答えた

「先程言った3つの能力クラスには
それぞれイメージカラーがあるんだけどね。
魔力を通すとそのイメージに合わせて
指輪にはめ込まれた魔法石の色が染まるんだ!
ちなみに一度色がつくと、
その色にずっと染まり続けるんだよ!」

なるほど。だから翠先生の指輪
私の透明なものと違って黄色だったんだ。

「星の想像魔法クラスは黄色
龍の伝統魔法クラスは緑色
桜の自然魔法クラスはピンク色
色の濃さはその人の魔力の強弱に
ひと目でわかるように作られているんだ」


星組の翠先生は想像魔法

ノア君は…自然魔法?!

イケメンは中身もイケメンの逸材だったんだ。

「ノア様流石です。」

また始まったよ。黄色い声援。

「…ありがとう」

一度返事に戸惑ったかと思うと
爽やかな王子スマイルでお礼を言った



「初めて魔力を扱う時は
暴発の恐れがあるから、
4時間目に魔法訓練室で行います。
それまでは無闇に魔法を使わないように!」

「はーーーい!」


私の魔法はどんな種類かな〜?