わたしが饒舌? ただ、興味を示さないものに口出ししないだけなんだけど ……とは、答えない 首を触ってみたけれど痛みもなければ血も出ていない 授業開始の五分前のチャイムが鳴り、わたしはカッターナイフをポケットにしまってから教室に向かった ドアを開くと当たり前のように静まり返る教室 自分の席は相変わらずの落書き そして睨み付ける二階堂蛍の姿があった その後は、普通に授業を受けてそのまま帰った ──飛び降り要求をされて一週間後、二階堂蛍の立場が大きく変化するとはこの時は誰も知らないだろう