保険彼女と日向くんの甘々同居生活



……んーどんな人なんだろう。



「ねーねー、聞こえてる?」




どっちのタイプでもお似合いだけどな。







「…ねーってば」


「え!?」






いきなり腕を引っ張られ、振り向くとそこには
ニコニコした男子二人組が。




…知り合い?、ではなさそうだけど。








あ、ナンパか。







「ひとり?」

「違いますよ。じゃあ人待たせてるので」





パンダと言われた私だけど忘れちゃいけない。


美少女コンテスト2位だからね。私。


ナンパも慣れっこよ、慣れっこ。






あ、でもナンパされるって軽い女だと思われてるからだ。みたいなのを聞いたことある。



私、軽そうなの…?
それは大分ショック。






「…ちょ、待ってよ!俺らナンパ初心者で緊張してんだよ〜。お手柔らかに、ね?」






ニヤニヤしながら私を見てくる二人組に若干吐き気がする。



ていうか嘘つけ。

初心者がコンビニでこんなことするかボケ。

相手になんかしてられるかっ、無視だ無視。




肩をちょいちょいっと叩いてくる二人組を無視して残りのゴミを捨てる。



さっさと捨てて早く戻ろう。