「あっそ」



「嬉しい…んですけど、このレストランはさすがに高校生にはキツイかも、です」




みるからに高そうだもん。



怖くて値段見れない。

っていうかメニューに値段書いてないところだったらどうしよう。



今お金そんなもってないし。




「金は気にしなくていい。
だから好きなもん頼め」





って言われても、気にしちゃうでしょ。

大体日向君も高校生でしょう?

周りを見て!よく見て!
高校生いる?いや、いない。







しかも今の私の顔、凄いから本当にこの場所に不釣り合いなきがする。


……ううん、気がするんじゃない。

絶対不釣り合いだ。










「…本当にいいんですか?」


「俺の身勝手に付き合わされてるって思えばいい。だから遠慮すんな」


身勝手って…

どう見てもどう考えても、これは日向君の気遣いでしょ…








こんなことしてもらっていいのか、とか

もしかしたら最後の最後で高額を請求されるんじゃないか、とか




そういうことを考えたけれど目の前の誘惑には勝てず結局頼んでしまった。